スバル「レヴォーグ」画像ギャラリー - レガシィ後継のスペックが判明【東京モーターショー2013】

「SUBARU 25年目のフルモデルチェンジ」というキャッチフレーズを掲げて、東京モーターショーにプロトタイプとして世界初公開された「レヴォーグ」は、日本の交通環境で扱いやすいボディサイズに、余裕のある直噴ターボとリニアトロニックからなるパワートレインを組み合わせた、次世代スポーツツアラーです。

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2014年の市販から数えて25年前というのは、初代レガシィが誕生した1989年を指しているのは間違いありません。つまり、このレヴォーグは、レガシィを代々乗り継いできたようなスバリスト(スバル車を愛する人の敬称)へ向けた富士重工業からの提案にほかならないのです。

発売前なのでプロトタイプと銘打っていますが、2014年1月4日より予約開始、2014年春には発売という、まさに市販直前の、ほぼ完成品といえる状態。価格以外のスペックも詳細に発表されています。

駆動方式はスバルの特徴といえるシンメトリカルAWDのみ。エンジンは新登場の1.6リッター直噴ターボ、従来のレガシィなどに搭載されている2.0リッター直噴ターボの2種類。全車に、カラーカメラへと進化した第三世代アイサイトが装備されるのも注目といえます。

グレード構成は、以下のようになっています。

1.6GT EyeSight
1.6GT-S EyeSight
2.0GT EyeSight
2.0GT-S EyeSight

必要十分な装備を与えられた標準グレードと充実装備のSグレードという分類。なお、1.6GTには、スバルの直噴ターボとして初めてアイドリングストップ機構が備わっているのも注目。ターボといっても、ダウンサイジング指向で、実用燃費にも配慮しています。

そのキーワードといえるのが『1タンク=1,000km』です。アイサイトのステレオカメラを用いた追従型クルーズコントロールを 100km/h にセットして高速道路を走れば、ガソリン満タン状態からで1,000kmを無給油で走れる計測値が出ているといいます。ちなみに、その際の燃費は17km/L弱、すなわちタンク容量は60L相当になっているわけです。

この『1タンク=1,000km』を実現するのは、もちろんダウンサイジング指向の強い1.6リッター直噴ターボを積んだグレードの話。その足元に備わる17インチアルミホイールには、高速での空力性能とスタイリングに配慮した樹脂製ホイールカバーがセットされ、これも燃費を伸ばすのに役だっているということです。

●スバル・レヴォーグ1.6GT EyeSight 主要諸元
全長:4690mm
全幅:1780mm
全高:1485mm
ホイールベース:2650mm
車両重量:1540kg
最高出力:125kW
最大トルク:250Nm
JC08モード燃費:17.4km/L
燃料種類:レギュラーガソリン
サスペンション形式(前/後):ストラット/ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:215/50R17

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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