13代目新型スカイラインは全車ハイブリッド、インフィニティ・エンブレムで登場!【動画】

日本のスポーツセダンとして最大級のネームバリューを持つ「スカイライン」が13代目に進化することが発表されました。2014年2月に発売となる新しいスカイライン(V37型)は、全車3.5Lハイブリッドとなっているのが特徴で、駆動方式はFRとAWDがラインナップされています。

Skyline_V37-131111-03

フーガなどで実績のある3.5L+7速AT・1モーター2クラッチ式ハイブリッドは、システム出力268kW(364PS)とハイパワーでありながら、JC08モード燃費は17.8~18.4km/L(FR)、16.8~17.0km/L(AWD)と、このクラスとしては非常に優れたスペックを実現しています。これにはCd値:0.26という空力ボディも効いているということです。

Skyline_V37-131111-02

シャシー・メカニズムでは、世界初となる「ダイレクトアダブティブステアリング」を採用している点が注目です。これはステアリング操作を電気信号に置き換える、いわゆるバイワイヤ技術で、応答性の向上やドライバーアシストの充実などにつながる、このクルマのキーテクノロジーといえるものです。

なお、AWDシステムについては、日産のハイブリッドカーとして初めてアテーサE-TS(電子制御トルクスプリット式)を採用しているのも降雪地域のユーザーにはニュースといえそうです。

Image converted using ifftoany

安全性の高さも新型スカイラインの特徴です。これまた世界初となる1.2GPa高成形高張力鋼板を積極的に活用したボディは万が一の事故でもキャビンをしっかりと守ります。さらに約60km/hから機能する衝突回避ブレーキ、2台前の見えない車両の相対速度を予測して注意を促す「PFCW(前方衝突予測警報)」も世界初採用。ぶつからない技術についても数多くの最新技術が搭載されています。

Skyline_V37-131111-13

インテリアも、そうした先進性をアピールするデザインとなっています。象徴的なアイテムが「8インチワイド&7インチワイドのツインディスプレイ」。スマートフォン感覚のタッチ操作が直感的な操作を可能にしているということです。

Skyline_V37-131111-16

こうした先進テクノロジーは、日産のプレミアムブランド『インフィニティ』で培ってきたもの。その証として、この新型スカイラインのフロントグリルには「インフィニティ」エンブレムが備わっているのです。

メーカー希望小売価格は、FRが4,496,100円~5,264,700円。AWDは4,796,100円~5,537,700円と発表されています。

また、スカイラインのエントリーユーザー向けとして、従来型のスカイライン(V36型)の2.5Lエンジングレードは継続販売されることになっています。FR、AWDがラインナップされるスカイライン250GTのメーカー希望小売価格は2,990,400円~3,490,200円となっています。

Image converted using ifftoany

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる