【訃報】CAR GRAPHIC誌初代編集長の小林彰太郎氏が逝去

「CAR GRAPHIC」誌の生みの親で名誉編集長の小林彰太郎氏が10月28日に逝去されました。享年83歳。 

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氏はライオン(株)の創業家一族として1929年に東京で誕生後、幼少期より自動車を愛し、東京大学経済学部在学中に自動車ジャーナリストを生涯の職業と決めて自動車誌への執筆をスタート。  

1962年には、月刊自動車誌「CARグラフィック」を二玄社から出版。新型車試乗の印象を綴った「ロードインプレッション」で多くの読者ファンを獲得。  

「CAR GRAPHIC」誌を日本を代表する自動車専門誌に育て上げるかたわらで日本自動車ジャーナリスト協会副会長や、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会委員長などを歴任。 

「CAR OF THE CENTURY」の名誉専門委員会副会長やイタリアで開催されるクラシックカーコンテスト「ヴィラ・デステ・コンクール・デレガンス」の審査員としても活躍されました。 

TOYOTA

クラシックカーへの造詣が深く、日本クラシックカークラブ(CCCJ)の会長も務め、10月27日(日)には愛知県長久手市のトヨタ博物館で開催中の小林彰太郎フォトアーカイヴ展「昭和の日本 自動車見聞録」のメインゲストとして、トークショーやサイン会に臨んだばかりでした。 

謹んで氏のご冥福をお祈りします。 

■トヨタ博物館
  http://www.toyota.co.jp/Museum/ 

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 (Avanti Yasunori)   

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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