BMW4シリーズがついに日本デビューでシルキー6も用意!

今回のフランクフルトモーターショーがBMW4シリーズ・クーペの正式デビューの場だったのは、ティーザー花盛りであることを実感させますが、早くも日本でもデビューを果たし、販売スタートしました。

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フロントのロングノーズとショートオーバーハングというBMWらしい手法に則りながら、クーペらしいルーフラインが魅力で、3シリーズ顔でも後ろ姿はもちろん4シリーズ・クーペの方がセクシー。

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全高は先代の3シリーズ・クーペよりも25mmも低く、45mm拡幅されたことでよりワイドで低く構えたフォルムは、エレガントなだけではない存在感も抱かせます。

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日本は4ドア以上でないとなかなか売れないマーケットではありますが、3シリーズよりもよりパーソナルで、いざとなれば後席にも大人が座れる実用性も備えていますからディンクスなどには歓迎されそうです。

エンジンは428iクーペ系(ノーマル/スポーツ/ラグジュアリー/M Sport)が2.0Lの直列4気筒DOHCツインパワーターボで、245ps/5000rpm、350Nm/1250〜4800rpmと3シリーズともちろん同じですが、3シリーズの走りっぷりを考えると不足はないはず。

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435iクーペ系(ノーマル/スポーツ/ラグジュアリー/M Sport)には、306ps/5800rpm、400Nm/1200-5000rpmの「シルキー6」、3.0Lの直列DOHCツインパワーターボが組み合わされるのが朗報!トランスミッションは両エンジンともに8速スポーツATが組み合わされます。なお、欧州仕様値ですが0-100km/h加速はわずか5.1秒という胸のすく走りが期待できます。

フロントサスペンションは、ダブルジョイントスプリングストラット式にトーショーンバーが追加され、ボディとフロントアスクルの接続部の剛性を強化するなど、4シリーズ専用。

また、重心も50mm低くなっていてZ4を含む現在のBMWラインナップでも最も低い重心位置を実現しながら、BMWのお約束である50:50に近い理想的な前後重量配分によるフットワークももちろん魅力です。

その他では、「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」をはじめ、深刻な事故が発生した際、車載の通信機能を介して車両から自動的にSOSコールセンターに接続される「BMW SOSコール」、衝突回避・被害軽減ブレーキ、HDDナビゲーションなどが標準装備され、安全性を含めた最新装備を享受できます。価格帯は604万円〜774万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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