シルバーウィークは奥尻島へ! 観光スポット10選【南奥尻5】

前回の北奥尻に引き続き、今回は神威脇から反時計回りに青苗〜奥尻港までの観光スポットをご紹介します。ちなみに「北奥尻」「南奥尻」という表現は一般的ではないと思いますがご容赦ください。

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奥尻の海は透明度が高く、その碧さは北海道とは思えないほど。海の幸はもちろん山の幸にも恵まれた奥尻島は、かつて「宝の島」とまで称されたそうです。 (この写真はフットパスAコース:群来岬)

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1*西海岸の奇岩

神威脇(北追岬)から清次郎歌岬〜ホヤ石岬〜千畳浜と、右手に日本海を眺めながら奇岩が点在する景観ルートが約10kmほど続きます。「カブト岩」「モッ立岩」「ホヤ石」など名前のついた奇岩のそばには看板と駐車帯が設けてあるので分かりやすいです。西海岸はもちろん夕陽の絶景スポットでもあるので、天気が好ければサンセットドライブをおススメします。

写真1枚目:亀岩 2枚目:モッ立岩 3枚目:千畳浜(青苗方面から神威脇方面を望む)

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2*群来岬(フットパスAコース)

奥尻空港を起点として旧滑走路〜牧草地〜海岸線まで遊歩道が整備されています。残念ながら、崖崩れのため大寺屋敷遺跡ルートは通行止め。折り返し地点のあたりでライチョウのペアを目撃しましたよ!(すぐに飛んで逃げてしまったので、写真は撮れなかったけど・・・)

写真1枚目:奥尻空港 2枚目:群来岬から青苗方面を望む 3枚目:エゾカンゾウ(6月下旬)

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3*青苗岬/奥尻津波館(フットパスBコース)

青苗岬周辺には見どころがたくさん点在しています。望海橋がある青苗漁港、震災にも耐えた高さ16.7mの徳洋記念碑、7月に大漁祈願の神事が行われる無人島・室津島、震災の記録を今に残す【奥尻津波館】(大人500円/小中高170円)、慰霊碑【時空翔】、青苗岬灯台、青苗貝塚、青苗遺跡、青苗砂丘遺跡などなど、これらを結ぶのがフットパスBコースです。日本有数の大きさを誇る【丁字頭(ちょうじがしら)勾玉】は、青苗遺跡から発掘され、【奥尻津波館】で展示されています。

写真1枚目:青苗岬公園 2枚目:奥尻津波館 3枚目:慰霊碑【時空翔】

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4*うにまる公園/うにまるモニュメント/佐藤義則 野球展示室

赤石地区の高台にあり、ここからの眺めも素晴らしいです。キタムラサキウニを象った、120本のトゲがある「うにまるモニュメント」は毎日ライトアップされています。また、奥尻島出身の元・オリックスブルーウェーブ(現・東北楽天ゴールデンイーグルス投手コーチ)佐藤義則氏の偉業をたたえ、野球展示室が建てられています(入館無料)。

写真1枚目:佐藤義則 野球展示室 2枚目:うにまる公園の夜景・漁火 3枚目:うにまるモニュメント

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5*奥尻港/鍋釣岩(フットパスCコース)

ラストは奥尻港(フェリーターミナル)を起点とし、奥尻漁港〜鍋釣(なべつる)岩〜釣懸川から高台へ登り、離島最北の竹林〜果樹園〜町中へ降りて繁華街【親不孝通り】をめぐるフットパスCコース。観光案内所にてガイドをお願いすることもでき(一人1,000円)、より奥尻の町を深く知ることができます。鍋釣岩の周りには海藻がゆらめき、ウニやアワビがそこかしこにいるのが見えました。鍋釣岩も夜間ライトアップしています。

写真1枚目:奥尻港 2枚目:奥尻中学校あたりからの眺め 3枚目:鍋釣岩

北海道ドライブではエゾシカやキタキツネなどの野生動物に出会う機会も多いですが、ここ奥尻島最強の野生動物、それは・・・実は狸なのです。奥尻島には、ヒグマもエゾシカもキタキツネもいないし毒蛇もいません。島の人々が朗らかなのも、そういった奥尻島の自然がおおらかだからなのかも知れませんね。

(松本しう周己)

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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