2013年パイクスピークはローブ&プジョーが圧倒的なコースレコードを樹立【動画】

日本からの電気自動車でのチャレンジ勢が話題を集めた2013年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで総合トップタイムを叩き出したのは、大勢の予想通り、あのドライバーと、スペシャルマシンのコンビとなりました。

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9度のWRCチャンピオンに輝いた、まさに現在進行形のレジェンドといえるセバスチャン・ローブ選手が、プジョー208 T16 パイクスピークで挑んだパイクスピーク。全長約20kmのヒルクライムを平均速度145km/hで走り切ったのです。

そのフィニッシュタイムは8 分13秒878。過去のコースレコードを1分半も縮める圧巻のタイムでした。 

ダイジェスト映像がWRCオフィシャルチャンネルにより公開されています。 

リスクを避けて”勝てる”タイム に抑えるということをせず、限界のハードアタックを敢行したというローブ選手。「F1よりも鋭く加速し、ル・マンを走るWECマシン同等のダウンフォースを持ち、そしてラリーカーのようなアピアランスを持つ、スーパーマシン『プジョー208 T16 パイクスピーク』を楽しんでアタックできた」というのも、ナインタイムス・チャンピオンだからこそだったといえそうです。 

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プジョーの公式チャンネルでは、コースレコードを生み出す一挙手一投足を確認できるノーカット映像も公開。こちらも必見です。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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