油断大敵!子どもの車内熱中症予防ポイントは?

真夏でなくても暑くなってくると耳にするのが、車内に子どもを放置して死亡してしまった、という痛ましいニュース。親がパチンコに熱中してしまい、その間に子どもが……という報道が続いたこともあり、全日本遊技事業協同組合連合会など、パチンコホール業界も車内の子どもの放置禁止撲滅を訴えています。

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「ちょっとだけだから」、「10分も経っていない」などの保護者の声も聞きますが、JAFによると炎天下にクルマを置いた場合、外気温32℃で3時間炎天下に放置すると、車内温度は58℃、ダッシュボード周辺は80℃前後まで上がるそうです。

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サウナでも数分持たない筆者は、こんな灼熱地獄のような場所に放置されるのは想像もつきませんが、ここまで暑い日でなくても長い時間でなくても子どものみならず、大人でも深刻な脱水症状や熱中症などを起こす可能性があるということです。

最近では、暑くなると天気予報で熱中症注意報なども流されていますから、こうした日はとくに注意が必要でしょう。私も2歳半の子どもがいますから、ぐっすり寝ていれば起こすのが可哀想、少し静かにしてくれていると助かる、という気持ちは分かりますが、たとえ短時間でも子どもだけで車内に放置しない、というのがまずは鉄則。

放置はしなくても、熱中症に弱い子どもはドライブ中でも要注意です。まず、起きている間はこまめに水分補給させる。また、自分(親)の感覚だけでエアコンや洋服の調整をしない、というのもポイントです。

また、駐車時の暑さを緩和するにはサンシェードが代表的なアイテムですが、費用も時間も掛かるものの、ウインドウフィルムの導入も抜本的な対策としてオススメです。車内の温度上昇を抑えるだけでなく、赤外線を90%以上カットするなど、ジリジリとした暑さを防ぐだけでなく、エアコンの効きも高めてくれます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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