垂直離陸もできる“空飛ぶクルマ”をアメリカの会社が開発中!【動画】

以前、当サイトで「空も飛べるスポーツカー」なんてのを紹介したことがありましたが、こんどはもっと未来的です。可動式の翼を持ち、プロペラ(ローター)で垂直離陸もでき、そこから水平飛行に移れば、時速約320キロで移動でき、約800kmの航続距離を持つとか。

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もちろん、まだ実物は存在せず、構想の段階です、マサチューセッツのTerrafugiaという会社が開発しているようです。

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でもね、私ももうアラフォーですよ。こどもの頃から「未来の乗り物」ネタを見てきて、なんとなく想像がつきます。これはね、原理的にはできないことないでしょうよ。だって、基本的な仕組みはオスプレイに近いし。

でもね、ローターがこんな小さかったら、上昇できないんじゃないですかね。回転を速くするにしてもローターの先端が音速を超えるわけにはいかないから限界がある。それに翼面積だって小さすぎるでしょう。これじゃあ水平飛行に移っても十分な揚力は発生できないんじゃないかな。だいたい垂直尾翼がないし。これでどうやって旋回するのか。つまり、こういう乗り物が実際にできるとしたら、けっきょく胴体に対してローターはオスプレイくらいの大きさが必要で、翼もオスプレイくらいの大きさが必要。垂直尾翼だってなくちゃいけません。

つまり、だいたいオスプレイみたいな形が関の山で、こんな乗用車チックなスタイルは無理だと思うんですよね。私がいままで見てきた「空飛ぶ自動車」ってそんな感じで期待を裏切られてきたんで、もう簡単にはだまされないぞ、と。まぁ、ともあれ、どんなものなのかごらんください。

 

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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