チュリニ峠を全開でカッ飛ぶモンテカルロラリーって、アンビリーバボー!?【FORESTER LIVE】

ヨーロッパを移動しているフォレスターライブのキャラバン隊は、ただ今、実証映像撮影の真っ最中。フォレスターライブを追いかけている僕らも、その撮影に合流することができました。オーストラリアから北欧にわたり、イギリスやユーラシア大陸の西端をまわってきたフォレスターとも無事に対面。3万キロを走って慣らしも終わり、ますます調子がよさそうでしたよ。

さて、トミ・マキネンも参加した今回の実証映像。舞台となるのは、南フランスにあるチュリニ峠です。ラリー・モンテカルロの舞台としてもおなじみですね。

どんな道なのか??

 

実際に走って分かったのは、ヤバイくらい楽しくてとっても危険に満ちた道ってことです。

 

楽しいのは、曲がりくねった道を走る楽しさと絶景といえる風景。ここを走り抜ける爽快感といったら、クルマ好きにはたまりませんね。

 

とはいえ、楽しいだけじゃありません。デンジャーなのは、まず落ちたら谷底だってこと。谷の深さといったら、ハンパじゃないんですけど……。

追い討ちをかけるようにヤバイのが、基本的にガードレールがあんまりないこと。道端にヒザの高さくらいの縁石があるんですけど、コースアウトしたら崖……。

それからそれから、めちゃめちゃ道が狭いんですよね。クルマのすれ違いが可能とはいえ、道幅を車線でいえば1.5車線分ほど。すれ違いは、徐行しないと絶対無理です。

徐行しないとすれ違えないのに、道はブラインドコーナーだらけ……。つまりは、常に正面衝突の危険と隣りあわせなんです。

そうそう、落石にも注意です。コーナーを抜けたら道路に石が散乱しているなんて、当たり前。

それにしても、こんなところを全開で走り抜けるラリードライバーは、頭のネジが数本飛んじゃっているとしか思えませんね。ちょっとペースを上げるレベルでも、僕らには絶対無理っす。

 

そしてそして、そんな危険に満ちた道なのに、制限速度が70kmっていうのが日本の感覚からするとアンビリーバボーすぎるのですが。

 

 

峠の頂上には数件の、山小屋みたいなホテルがあってクリッカーチームもキャラバンクルーと一緒にそこへ滞在しています。

ロビーには、ラリーモンテカルロをはじめとするクルマイベントの写真や飾りがびっしり。オーナーのクルマ好き度合いが伝わってきますね。

 

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(文・工藤貴宏/写真・前田惠介)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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