ハイエース独壇場のバンコン市場に、NV350キャラバンはどう立ち向かう?【ジャパンキャンピングカーショー】

キャンピングカーでここ数年、圧倒的な人気を集めているのがハイエースをベースとしたバンコン(バンコンバージョン)です。

ハイエースはご存じのとおり、ナロー/ワイド、標準ルーフ/ミドルルーフ/ハイルーフ、標準ボディ/ロングボディなどの多彩なボディバリーションを誇り、さらにキャンピングカー専用車などの特装車に加えて、救急車用をキャンピングカーに仕立てたモデルまであります。

この牙城を切り崩そうと、ニッサンは昨年続きブースを出展しました。出展車両は「NV350キャラバン ワイドバン クロムギアパッケージ」。

NV350キャラバンのワイドボディと同時に、昨年12月にリリースされたスペシャル仕様のみとやや寂しいものでしたが、ニッサンの気合いが足らないわけではありません。

NV350キャラバンのリリース前には、キャンピングカービルダーを集めて意見を徹底的に聞くなどしていましたが、その成果が少しずつ出始めています。

日産プリンス東京販売のキャンピングカープロショップの日産ピーズフィールドクラフトは、NV350キャラバンの「T-7 Type7」を出展。

価格は421万500円からで、乗車定員も就寝人数も4人のバンコンです。シンクや冷蔵庫などに加えて2段ベッド、大型収納などを標準装備。さらに、後席用の液晶TVやルーフベント、サイドオーニングなどのオプションも用意しています。

NV350キャラバンをベースとしたバンコンは、まさに出始めという印象ですが、今年は多くのモデルが各メーカーからリリースされるはずです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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