井元貴幸 ミニバンでもない、ワゴンでもない、トヨタの提唱する「プチバン」と言う新しいジャンルのポルテが、フルモデルチェンジし、スペイドと言う兄弟も登場しました。先代以上に使い勝手の向上した、プチバンには、ママの喜ぶアイデアが満載！
先代ポルテで好評だった、助手席側電動スライドドアはそのままに、新たに、右リヤにヒンジドアを設けることで、さらに使い勝手の向上した新型ポルテは2012年7月23日に発表されました。
エクステリアデザインは、丸みを帯びたヘッドランプやロワグリルがかわいらしく見えますが、先代モデルと比べると、男性ユーザーにとってはちょっと抵抗のあるデザインかもしれません。
そんな人にはポルテの便利さはそのままに、クールなエクステリアのスペイドも発売されました。
新型ポルテ、スペイドの最大の特徴は、先代モデルから継承されている助手席側の電動スライドドア。
買い物で手がふさがっていてもリモコン一つで開閉し、1380mmの室内高により荷物を持ったままでも助手席側からスッと乗り込むことができます。
ステップ高は地上から300mmと、一般的なノンステップバスより低いステップの高さとなっており、小さな子供やお年寄りにも優しく、ベビーカーのまま乗り込む際にも便利な仕様となっています。
他にもママさんに喜ばれそうなアイデアが満載のインテリアは、ボックスティッシュを逆さまにセットすると、ダッシュボードの下からそのままティッシュが引き出せる助手席アッパーボックスや、助手席買い物フック等を装備。
他にも多数の収納スペースがあり、運転席前にはお気に入りの写真等をセットすることのできるポストカードホルダーや小物入れが装備され、まるで自分の机のように使うことができます。
運転席シートバックにも、ティッシュポケットを装備。雨天時には乗り降りの際に便利なアンブレラホルダーを助手席側Bピラーに装備し、そのBピラーに子供の成長がひと目でわかる目盛を装備するなど遊び心も満点です。
エンジンは、直4 DOHCの1.3Lと1.5Lを設定し、共にアイドリングストップ機構をメーカーオプションにて設定しています。トランスミッションは全車Super CVT-iを採用。燃費は、1.5Lアイドリングストップ付車で、JC08モード 20.6km/Lとなっています。
新型ポルテ、スペイドの受注台数は、7月23日の発売からおよそ１ヶ月にあたる8月26日時点で約24,000台と、月販目標台数の8000台を大きく上回り、好調な立ち上がりを見せています。
子育て中のママさんや、女性に優しい気配りと、驚きのアイデアが満載された新型ポルテとスペイドは、最強のお買い物カーと言えるのではないでしょうか？
（井元 貴幸）
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