2012年に発売されたおすすめ電気自動車ランキングTOP5

マツダCX-5が2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝き、また年末になってミニバン初のクリーンディーゼルとなるデリカD:5が発表されるなど、クリーンディーゼル元年といったイメージの2012年でしたが、環境イメージの強い電気自動車も進化を遂げた一年になりました。

2012年11月のマイナーチェンジで、日産リーフが後続可能距離を228km(従来は200km・JC08モード)に伸ばしたほか、三菱自動車からは近距離ユースの電気自動車として本命視されている電動軽トラ、愛称”電トラ”も登場しています。

まだまだ電気自動車の購入には、クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金をあてにしないといけない価格帯です。が、ベース相当車との価格差の、ほぼ半額に相当するという、この補助金もずいぶんと金額が少なくなってきています。

というわけで、2012年に、一般ユーザーでも購入できる電気自動車5台をピックアップ。その補助金額に注目してランキングしてみましょう。補助金額が少ないほど、ガソリンエンジン車との価格差が小さく、電気自動車が特別なものではくなっているといえますので、ランキング的には上位? それとも補助金が多いほうがオトク感がありますか?

三菱ミニキャブ・ミーブ トラック
補助金額:46〜48万円
車両価格:185.5〜191.05円

スマート・エレクトリックドライブ
補助金額:52万円
車両価格:295万円

日産リーフ
補助金額:78万円
車両価格:327.6〜413.385万円

 

三菱ミニキャブ・ミーブ
補助金額:67〜95万円
車両価格:240〜302.35万円

 

三菱アイ・ミーブ
補助金額:72〜96万円
車両価格:260〜380万円

補助金額が小さいほど、電気自動車が特別なものではくなっているという見方もできます。三菱自動車のミーブ・シリーズにしても後から出たモデルほど価格差が少なく、普及フェイズが近づいているといえそうです。

ところで、クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金は年度で区切られているものですが、平成24年度の申し込みは平成25年3月7日(必着)。車両登録・届出後の申請となりますから補助金を目当てに購入を考えている方はお早めに。

■関連リンク
平成24年度 クリーンエネルギー自動車等導入費補助事業のご案内(次世代自動車振興センター)
http://www.cev-pc.or.jp/CEV/index.html

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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