ハイブリッドカーでもバッテリー上がりは起こるのか!?

ハイブリッド車にはモーター駆動用と補器バッテリーの2種類が搭載されていることは先日お伝えしたとおり。
補器バッテリーは放電するときに発生する水素ガスを放出するための工夫こそされていますが、電池そのものは一般車と同じ鉛蓄電タイプのものです。

しかし大きく違うのは、補器バッテリーがエンジンスタートには使われません。
じゃあハイブリッド車がバッテリー上がりが起こらないかというと、残念ながらそんなことはありません。

 

ハイブリッド車に搭載されている補器バッテリーはシステム制御を行うPCや電装系のパーツの電源として使われます。
しかし同クラスのエンジン車と比べると先ほど述べたようエンジン始動時に使用されないため容量自体は小さいものがほとんど。
クルマが始動されていればエンジンが動いていなくても駆動用バッテリーから電圧は供給されるなど容量が小さくても消費する電力自体が大きくないため問題ないからです。

当然、エンジン車のバッテリーより保ちはいいのですが、逆にバッテリーが弱ってきたことに気がつきにくいという面があります。
そのため一般車以上に早めの交換が必要となります。

また交換に関しては、電装パーツとの設定などが連動している車種があるためディーラーなどで確認したほうが確実でしょう。

バッテリーが上がりやすい冬に向け、この時期にハイブリッド車の補器バッテリーについても点検や交換するのがベターです。

(クリッカー編集部)