愛車でも海外でも使える新しい「旅ナビ」

CMでもお馴染みのパナソニックの「旅ナビ」が新しくなりました。筆者も使ったことがありますが、旧所・名跡や話題のスポットなどにこの「旅ナビ」をかざすとその場所の情報が表示され、観光が何倍も楽しくなるという機能が最大の特徴。初代は2010年に登場しましたが、現在ならスマートフォンにもありそうな機能ですよね。

家電ルートの「CN-SG520L」とカー用品の「CN-SG520D」があり、価格はともにオープンプライスですが店頭予想価格は5万5000円前後で10月12日に発売されます

しかし、「旅ナビ」の真価は、旅先で気軽に使えるのにスマホのアプリに負けない情報量と得意のナビゲーションにあります。新しい「旅ナビ」は、日本だけでなくソウルとパリのガイドブックを収録し、その他8都市をインターネットなどで購入できるのが自慢。

ナビが“本業”ですから歩行ナビも使いやすく、電車を使ったルート探索も強化され、所要時間や運賃なども確認できます

 もちろん、海外でもGPSを使って自分の位置を表示し、日本語対応済みの地図で表示されますから行きたいスポットとの位置関係がすぐに分かります。海外では歩行ナビとしては使えませんが、自分の位置を正確に知るという地図を読む上での大切なポイントを「旅ナビ」に任せられるわけです。

日本では徒歩に加えて電車を使ったルート探索ができ、「るるぶDATA」を約160冊文(約63,000件)のガイドブックデータを収録。徒歩でのルート案内中に、「街並みスコープ」を使えば実写に矢印などを表示する実写ナビとしても使えます。

カーナビとしては16GBのSDカードに全国約1,000都市の市街詳細地図データを収録し、ルート案内中に「迂回」ボタンを押せば渋滞回避ルートを検索するなど、PNDとしても不足のない実力を備えています。ワンセグは視聴だけでなく録画も可能です。

その他にもカメラでの撮影ができ、写真に位置情報を付け加えることで地図上のカメラマークをタッチすることで写真が表示されるなど、後から旅を振り返ることができます。スマホを使っていない人はもちろん、スマホを使っている人でも旅好きなら見逃せない多彩な機能を備えています。
(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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