プリウスPHVは「完成された進化途上のクルマ」でした!【プリウスPHVで1000キロ走行・その12】

プリウスPHVで10日間1060キロ、福島へのロングドライブと地元でのEV走行を体験して、本当に沢山の気づきがありました。 プリウスPHVというクルマを一言で表現するとすれば、ズバリ!「完成された進化途上のクルマ」だと思います。 何か矛盾する表現ですが・・・。

「完成された」とは、もちろん「EVとHVの融合」です。プリウスPHVは、磨き上げられたHVシステムをベースにしていますから、運転していても違和感は全くありませんでした。何より、普通のクルマと全く同じ操作性を実現していることが、本当に素晴らしいと思います。 

しかも実用燃費も近距離ならガソリンゼロ!長距離でも満タンで1000キロ走行が普通に可能なのですから、文句の付けようがありません。ここまで性能を磨き上げるのに、いったいどれだけの人々が試行錯誤を繰り返したことでしょう。トヨタの熱い開発魂を感じずにはいられません。本当に、凄みすら感じるほどでした。

あえて「進化途上」と表現したのには、2つの理由があるからです。

ひとつは、やはり「EV走行距離」です。 おそらく「同一市区内」を往来する用途であれば、ジャストマッチするでしょう。ただ自分的には「隣接市区間」までEV走行の足が伸びてほしい。今の3倍とは言いませんが、2倍以上あれば、おそらく地元での移動はほとんどEV走行で賄えてしまうでしょう。もしそうなったらクルマ生活も「充電中心のスタンド知らず」に激変すると実感しました。

 

2つ目は「走行性能」です。好みもありますが、ゆらゆら感が残る乗り心地重視のセッティングは、ロングドライブではかえって眠くなるし疲れを感じました。 クルマ自体はボディ剛性も高く、精度の高い走りのポテンシャルを持っていますから、是非とも走りに振ったセッティングにして欲しい!

ただこの2つの要件は、荒唐無稽な無理難題ではないと思います。おそらくトヨタがその気になれば、すぐにでも対策できるのではないでしょうか?

なぜなら前者の「EV走行距離」に関しては、プリウスαの床下とコンソールにリチウムバッテリーを積むだけでも、大幅な容量増が実現可能だからです。また後者の「走行性能」については、既に標準プリウスがGAZOOチューンの「プリウスG’s」で実現していますから、PHV版でもすぐに対応できるでしょう。

また何より、充電ステーションの展開が凄い。

トヨタの販売店のみならず「ジプシー充電生活」でお世話になったタイムズ24やイオンにも、「TOYOTAロゴ」の充電ステーションが設置されていたのには本当に驚きました。「今後のPHV・EV展開に勝算あり!」というトヨタの並々ならぬ経営戦略を強く感じた次第です。

モリゾウ社長!もう最新技術の粋を結集して、トコトンやっちゃってくださいまし! (^o^ゞ

今回のキャンペーンでは、プリウスPHV事務局をはじめ、トヨタ販売店や日産、三菱販売店、タイムズ24の夜間コールセンター等多くの方々にお世話になりました。ありがとうございました。いつの日かPHV生活を送れるように「充電ガレージ付きの一戸建て住宅」を目指して頑張りま〜す!

Σ(゜д゜;)肝心なのは、やっぱそこだよね〜!

■トヨタプリウスPHV公式サイト/体験者の声
http://toyota.jp/priusphv/001_p_001/life/genejournalist/index.html

(拓波幸としひろ)