通勤・買い物にはトヨタのミニEV「コムス(COMS)」がイイかも !

プリウスやエスティマ、ヴェルファイアなどでお馴染みのトヨタグループのトヨタ車体(株)が開発したミニEV「コムス(COMS)」をご存知でしょうか?  

「セブンイレブン」が宅配用に採用を決めたことでも話題に。

「COMS」はChotto(ちょっと)、Odekake(おでかけ)、Machimade(街まで)、Suisui(スイスイ)から命名されたとか。早い話が欧米でも人気のシティ・コミューターです。

2011年の東京モーターショーにコンセプトカーが出展され、2012年7月2日に発売された軽自動車よりもグッとコンパクトな超小型EVで、見かけによらず最高速度60km/hを誇る一人乗りの快速マシン。

2000年に発売された初代モデルのフルモデルチェンジ版で、デザインを一新し、街乗りなどの近距離移動用に大幅な性能アップが図られました。

家庭用コンセント(AC100V)で充電可能で満充電に要する電気代は約120円。一回の充電(約6時間)で市街地なら約50km程度(JC08類似モード)走行できます。 

回生ブレーキを採用しているので、減速時のエネルギーを電力として回収可能。充電器、バッテリー、インバーター、モーター、デファレンシャルギアなどの簡素な部品で構成されており、重量は約400kgと軽自動車の半分以下。走行時のCO2排出は勿論ゼロ。 

普通自動車免許で走れちゃいます。しかも車検・車庫証明・重量税・取得税は一切不要。

車体サイズは全長2,395mm、全幅1,095mm、全高1,500mm、W/B1530mmで、最高出力5kw、最大トルク250N・m。

フロントサスはマクファーソン式コイルスプリングを採用、リヤサスはトーションビーム式コイルスプリング。キャビンにはカップホルダーや携帯ホルダー、シートアンダートレイも装備しています。勿論リヤにはトランクスペースも。

B・COM デリバリータイプ

ボディバリエーションはライフスタイルに合わせて選べる「P・COM」と「B・COM」の2種類で、ビジネス向きの「B・COM」にはデリバリータイプ、デッキタイプ、ベーシックタイプの3種類が有ります。カラーバリエーションは5種類。

インテリアではマニアライクな小径スポーツタイプのステアリング・ホイールが目を引きます。計器版にはバッテリー残量が一目で判るインジケーターを装備。ドアは非装備ですが、雨天時でも安心なキャンバスドアが用意されています。専用アルミホイールもオプションでチョイス可能。

気になるお値段は66.8万円~79.8万円。全国のトヨタ系販売店の約半数に当たる、140社、2701営業所で販売中です。

通勤や買い物程度なら高価なEVやHVより駐車スペースをとらず、最小回転半径3.2mで小回りが利いて維持費も安い「コムス(COMS)」がこれからの時代にはお勧めかも !

■コムス公式HP(トヨタ車体)
http://coms.toyotabody.jp/

 (Avanti Yasunori)  

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この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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