新型車を出すのも一苦労?車名の裏に隠された秘密

「スイフト」と聞いて皆さんはどんな車を思い浮かべるでしょうか?
やはりスズキ・スイフトを思い浮かべる方が大多数かと思います。

しかしこの名前、実は1987年デビューの3代目ミラージュの1グレードとしても登場していたのです。
しかもDOHCの1.6リッターエンジン搭載グレードは「スイフトR」というとても速そうなネーミングに!

ただ、当時すでに輸出仕様のカルタスは「スイフト」の名前で販売されていたため、この名称は日本だけでのものになっています。

これは「ルノー・クリオ」が輸入された時、「ホンダクリオ店」があったため「ルノー・ルーテシア」となったのと同じでしょうか?

また、同じ商標絡みでもう一台ご紹介したいのが「ホンダ・プレリュード」

日本初の電動サンルーフがついたり(初代)、フェラーリより低いノーズだったり(2代目)、S13シルビアとデートカーの座を争ったり(3代目)した同車ですが、この「プレリュード」という名前、元々はトヨタが商標登録をしていて、それを譲り受けたとのこと。

他にも「シルビア」がホンダ、「サニー」がソニーの商標だったりしたようですが、どんどん新型車が開発されていくにつれ、商品名を付けるのも一苦労といったところでしょうか?

新しいネーミングももちろんですが、昔ながらの名前も大切にしていってもらいたいところですね!

(小鮒 康一)