同門対決!エクシーガ2.5i EyeSightとレガシィ2.5i EyeSight買うならどっち?【エクシーガ マイナーモデルチェンジ】

エクシーガに搭載されるEyeSightがVer2に進化して2.5Lモデルにも搭載されるようになり、購入対象が広がった方も多いと思います。

話題の「ぶつからないミニバン」として売れ筋となると思われるエクシーガ 2.5i EyeSightですが、7人乗りでなければ困る!という方以外であれば、元祖「ぶつからないクルマ」であるレガシィ ツーリングワゴン2.5i EyeSightも比較対象になるかと思われます。

どちらもグレード名は同じ2.5i EyeSight、搭載されるエンジンも新世代BOXERのFB25エンジンで、スペックも同一、アイドリングストップ機構が装備される所も変わりません。

どちらのモデルにも新世代BOXER2.5Lエンジン FB25を搭載

まずはメカニズム面から比較すると、AWDシステムから装着されるホイールサイズまで同一、違いはリヤのディスクブレーキサイズで、エクシーガの15インチに対しレガシィは16インチ。

視界装備ではエクシーガにはフロントドアガラスに撥水加工が施されますが、レガシィには設定がありません。

続いて操作系ですが、パーキングブレーキはエクシーガが足踏み式、レガシィは電動パーキングブレーキとなっています。

エクシーガは登場時より足踏み式パーキングブレーキを採用しており、ミニバンというジャンルでは一般的な操作方法で、踏み込んで解除するタイプです。他車からの乗り換えでも、ほとんどの方が慣れ親しんでいると思われるオーソドックスなタイプです。

センターコンソールに移動され、更に操作性の向上したレガシィの電動パーキングブレーキスイッチ

レガシィのパーキングブレーキスイッチはD型にマイナーチェンジされた際にセンターコンソールに移動され操作性が向上し、シート位置が後ろ寄りの方でも上体を起こす事無く操作が出来るようになりました。

エクシーガのパドルシフトはステアリングコラムに装着されるタイプ

どちらのモデルにもパドルシフトが装備されますが、エクシーガはステアリングコラムに装着されるタイプで、レガシィに装備されるものはステアリングに装着されるタイプです。

つまりエクシーガのパドルはステアリングを切ってもパドル位置はそのままで、レガシィのパドルはステアリングと共に回転します。

これに関しては好みが分かれる所なので、一概にどちらが良いとは言えません。

ジグザグゲートにマニュアルモードもフロアで変速可能なエクシーガ。(写真はtSモデル)

スポーツシフトでのエクシーガの長所は、フロアシフトでもマニュアルモードの操作が出来る点。それに対しレガシィは現行型になりフロア部分のマニュアルモードゲートを廃止。変速操作はパドルのみとなりました。

センターコンソールに設置されるエクシーガのSIドライブダイヤル

SIドライブスイッチはエクシーガはセンターコンソールに備わるダイヤル操作、レガシィは新たに移設されたステアリングスイッチでの操作になります。

レガシィはエンジン始動後、必ずIモードになりますが、エクシーガの場合、S#以外でレジューム機能が働きますので、Sモードでの走行を多用する場合でも、エンジン始動の度にSモードに切り替える必要が無いので、レガシィほど不便は感じないようです。

モノクロだが、必要な情報は一目でわかるエクシーガのアイサイト表示部分
カラー液晶表示で、見やすくなったレガシィのアイサイト表示。

アイサイトの表示はエクシーガではモノクロディスプレイを採用していますが、レガシィではカラー液晶を採用し見やすさを追求しており、この辺りは流石レガシィと言った感じがします。

オーディオやナビゲーションはどちらのモデルもオプションですが、ミニバンであるエクシーガにはリヤエンターテイメントシステムをオプションで用意(パノラミックガラスルーフ装着車を除く)。

フロントシートは、レガシィが運転席、助手席共にパワーシートが標準装備されるのに対し、エクシーガはオプション扱いとなります。

フロントシートに独立したアームレストが装着されるエクシーガ。

ただし、快適性をアップさせるフロントシートのアームレストはエクシーガのみの装備になっています。

さてここまで見てくると、装備面では若干レガシィの方が優勢ですが、それもそのはず、車両本体価格がエクシーガ2.5i EyeSightは252万円なのに対し、レガシィツーリングワゴン2.5i EyeSightは289万8000円で、37万8000円の差があります。

レガシィ2.5i EyeSightに装備面で近づけるためにエクシーガ2.5i EyeSightにメーカーオプションでキーレスアクセス・プッシュスタートと運転席、助手席8wayパワーシートを選択すると(OPコード ED)、264万6000円。それでも価格差は25万2000円。

この価格差で、リヤビューカメラ付きHDDナビゲーションシステムとリヤエンターテイメントシステム(OPコード FD)装着車(車両本体価格 298万7250円)又は、パノラミックガラスルーフ(OPコード GD)装着車(車両本体価格 273万5250円)が選択できてしまいます。

ここまでの装備がついて300万円を切るエクシーガはレガシィに比べると断然お買い得と言えます。

同じ2.5i EyeSightなら、個人的にはエクシーガを買ってしまいそうですが、皆さんだったらどちらを選びますか?

ちなみに、全く別物のエンジンを搭載するターボモデルの比較ではまた違った見解が生まれそうで、こちらを検討してみるのも面白いかもしれませんね。

■エクシーガ 2.5i EyeSight (ベース仕様)252万円
■レガシィツーリングワゴン 2.5i EyeSight (ベース仕様)289万8000円 

(井元 貴幸)

【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=174958