「走れるミニバン」エクシーガtSがデビューし、その詳細をお伝えしてきましたが、これだけ魅力的な走りの装備を満載したエクシーガtSには、残念ながらアイサイトは装着されません。
エクシーガを購入しようと検討している方なら、今話題の「ぶつからないミニバン」こと、アイサイト装着車である2.5i EyeSightや2.5GT EyeSightも気になっていると思います。
EyeSight装着車はご存知のように2つのカメラを用いて、前方を監視し、緻密な制御で自動ブレーキ等を作動させることから、カメラの位置が変わってしまうローダウンサスペンションや、ブレーキ性能やVDCの制御にも影響を及ぼすブレーキ関連のパーツ等は交換できません。
しかしながらSTIではアイサイト装着車にも対応したパーツを取りそろえ、少しでもtSに近づける事は出来るようです。
残念ながら、STIの公式ホームページではE型エクシーガの適合表はまだ公開されていませんが、アイサイトの制御に影響の出ないパーツ(D型 GT EyeSightに適合している物)を対象に、妄想でパーツをリストアップしてみました。
まず、エクシーガtSに最も近いベース車両、YA5E エクシーガGT EyeSight アルカンターラセレクションを用意します。メーカー装着オプションはキーレスアクセス&プッシュスタートを選択、オプションコードはEHCで車両本体価格は300万3000円。
次にYA5D GT EyeSightに装着可能なSTIパーツを見ていきましょう。
まずは適合が確認済みでE型 エクシーガ アイサイト仕様車に装着できる純正アクセサリー扱いのパーツから。
エクステリア的にも、空力的にも効果のある、フロントアンダースポイラー
[STIフロントアンダースポイラー:4万9,350円]
STIフレキシブルシリーズの元祖、フレキシブルタワーバー
[STIフレキシブルタワーバー:3万4,650円]
tS用の物とは異なりますが、ディンプル処理されたレザー部分とトップ部に掘り込まれたSTIロゴがスポーティなシフトノブ
[STIシフトノブ(AT/リニアトロニック):1万8,900円]
こちらもtS用の物とは異なりますが、インテリアの質感をグッとアップさせる、アルミヘアラインパネル
[アルミヘアラインパネル・インパネ&ドア(7点セット):3万8,850円]
tS用の物と、形状は同一ですが、カラーの異なるSTIアクセスキーカバー。tS用の赤色もいいですが、ブラックにレッドステッチの入る、こちらもスポーティな印象です。
[STIアクセスキーカバー(本革製):4,095円]
E型エクシーガに確実に装着できるパーツ群である上記の5点で14万5,845円。
※注意!さて、ここまでは実際にE型 エクシーガ GT Eyesightに装着できるパーツですが、ここから先は適合が取れていない妄想部分ですので、購入の際は必ず販売店等にご確認ください。
まずはインパネにひと際存在感を放つSTIプッシュエンジンスイッチ。小さいパーツですがいつも触れる所ですので満足度は高いパーツかもしれません。
[STIプッシュエンジンスイッチ:1万5,750円]※
B型 tuned by STIに装着されていたリヤアンダースポイラー。E型 tSの物とは形状が異なり、カラーもガンメタリックとなります。
[STIエクシーガ用リヤアンダースポイラー:3万5,700円]※
tSに採用されている物と同一デザインのSTI17インチホイールセット。7.5J +55 PCD100。
[STIホイールセット:4本16万3,800円]
こちらもB型エクシーガ tuned by STIに採用されたフレキシブルロアアームバーとサポートフロントキット。サポートフロントキットはE型エクシーガtSにも採用されています。
[STIフレキシブルロワアームバー:2万9,400円]※
[STIサポートフロントキット:3万1,500円]※
B型エクシーガtuned by STI、E型エクシーガtSのどちらにも採用されているフレキシブルサポートリヤ。
[STIフレキシブルサポートリヤ:3万1,500円]※
こちらもB型エクシーガtuned by STI、E型エクシーガtSのどちらにも採用されているSTIスポーツマフラー。
[STI スポーツマフラー:12万6,000円]
ここまでの適合未公開パーツだけで43万3,650円で、適合パーツと合わせると56万3,745円になります。
ベース車両であるYA5E エクシーガ 2.0GT EyeSight アルカンターラセレクション(OPコード EHC)の車両本体価格と合わせると、358万2,495円。
YA5E エクシーガtS メーカーオプションレス仕様車(OPコード 61C)の価格は374万8,500円。
価格面だけ見るとtSの方が高額ですが、見積もった”なんちゃってtS”にはサスペンションシステム、ブレンボキャリパーなど、おそらくEyeSight仕様車には装着できないパーツは含まれていません。
他にもtS専用の装備も多数あるので、それを考慮すれば、全て装着した状態でセッティングされているtSの方がお買い得なのは間違いないようです。しかし、「ぶつからないミニバン」だって気持ちよく走りたい!という方には上記のような、”なんちゃってtS”化もアリなのかもしれませんね。
適合未発表のパーツが多数ありますが、全て後から装着出来る物なので、適合パーツを先行装着し、それ以外は後回しにする事で、tSに装着されている未発売のパーツがE型適合で販売される可能性もあるかもしれません。
「ぶつからないミニバン」と「走れるミニバン」どちらも欲しい欲張りな方には「ぶつからないで、結構走れるミニバン」の、”なんちゃってtS”はおススメです。
※適合未発表のパーツはE型に装着出来るようになる保証はありません。かならず購入前に適合確認をしてください。
※上記の価格は全て消費税込ですが、取り付け工賃などは含まれていません。
(井元 貴幸)