蔵王の「おかま」ってなに?【車中泊女子の全国縦断記】

宮城に住む友人たちが、蔵王の御釜(おかま)までドライブに連れていってくれました。
最初「おかまに行くぞ!」って言われた時は「???」でしたが(^_^; 円型の火口湖のことだったのです。 

くねくね山道をどんどん上って蔵王ハイライン(520円)を上りきったら、そこは霧に煙っておりました。
この日は暑いくらいだったのに、ここは標高1,750m、すっごく寒い! 

蔵王の御釜(1)

うわー、ナニコレ。あそこを歩くんですか!?
霧で湿った空気が強風で叩き付けられて、服もしっとりしてきました。 

蔵王の御釜(2)

あっ、ちょっと見えました。あれが蔵王の御釜ですね!

蔵王の御釜(3)

ガタガタ震えながらもずんずん歩いて行くと、ちょっと霧が晴れてきました。
おぉ、よく見える!

最近では明治28年2月15日に噴火したそうですが、現在は『休火山』に分類されているそうです。
阿蘇・中岳にもこのような湖がありますが、あちらは活火山なのでボコボコ沸いて湯気やら煙やら出ています。
それに比べると、とっても穏やかで深々(しんしん)と落ち着いた印象です。

蔵王の御釜(4)

お花を愛でる余裕もでてきました。
暖かくなった短い期間に春~夏の花が一気に咲くのは北海道と似ていますね。 

蔵王の御釜(5)

こちらは『岩鏡(いわかがみ)』。ちょうど見頃のようで、一番目立っていました。
蔵王を象徴する山野草といえば『駒草(こまくさ)』ですが、残念ながら見ることは叶いませんでした。
ちょうど今頃、6月中旬〜8月が見頃なので『コマクサ平』に行けば確実に見られると思います。

蔵王の御釜(6)

強風に煽られつつも写真を撮りながら満喫していたら、ついに晴れ間が!!!
日頃の行いがいいお陰です(笑)
ちなみに、この時点で同行した友人3名ともレストハウスに退散してます(笑)

火口湖(お釜)は太陽光線の当たり方で様々に色を変えるため、五色湖/五色沼とも呼ばれているそうです。 

蔵王の御釜(7)

さらに風がおさまった瞬間、どこからともなくチョウチョが飛んできたではないですか!(それも3匹も)
写真は風に飛ばされないように羽を石にぴったりくっつけて踏ん張ってるところです。今日は運がいい!

戻る途中、霧に隠れていた刈田嶺神社(奥宮)も見えました。

蔵王・御釜(軽食)

それからレストハウスで、(写真:手前から)牛タンつくね/ずんだもち/フランクフルトをオヤツに。
こういうところの売店にあんまり期待してなかったんですけど(失礼!)、手作りらしくとっても美味しかったです!
大好物の「ずんだ」も100%ずんだでした♪
牛タンつくね(250円)は晩酌のお供にピッタリだと思います(笑)お持ち帰りすればよかったな〜。

三階の滝

帰りには滝見台に立ち寄り、まずは左手に見える『三階の滝』を眺める。けっこー遠い。
日本の滝百選の一つで、落差181m、幅7m。
二階が木立に隠れて見えてません;;

不動滝

次いで右手に見える『不動滝』。落差53.5m、幅16m。
かな~り遠いので、ダイナミックさがまったく伝わらなくてスミマセン。

不動滝へは、滝壺近くまで行ける別ルートがあるので滝好きはそちらへ!(蔵王不動尊が目印です)

■宮城県・蔵王町観光協会(公式サイト)
http://www.zao-machi.com/

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
続きを見る
閉じる