エコとスマホがトレンドの「東京おもちゃショー2012」が開幕

「東京おもちゃショー2012」がいよいよ開幕

「東京おもちゃショー2012」が、14日、東京ビッグサイトで開幕しました。14日と15日が商談見本市で、16日と17日が一般公開、朝9時から開場し、入場は無料となっています。

さて、2011年のおもちゃの国内市場規模は6921億円で、前年比103.4%と2年連続で前年実績を上回っています。東日本大震災以降、電池を使わないアナログ型のおもちゃや、家の中で家族や友人と遊べるボードゲームなどが人気となったことが一因だそうです。

2012年も、そんな傾向を引き継いでおり、会場では、電池を使わないアナログ型のエコトーイや、ボードゲームが目につきました。また、今年からの新たな潮流として、スマートフォンに連動したおもちゃも数多く見受けられました。

バンダイの「VooV」など変身するおもちゃも人気

エコトーイは、タカラトミーが力を入れていて、コントローラーのハンドルを回すだけで発電・操縦できる新感覚の赤外線リモートコントロールカー「EDASH」と「ぐるぐるドライブ」、押すだけで光るミニカーなどを出展していました。

今年も人気のボードゲームは、バンダイの「絶叫!おばけ屋敷ゲーム」が注目で、1980年に80万個を売った「おばけ屋敷ゲーム」をリメイクしたものですが、スマホと連動しており、恐怖イベントやおばけとの対決では、スマホの映像・音声・振動がゲームをより盛り上げます。

また、同じくバンダイの犬型ペット「スマートペット」、タカラトミーのハイスペック次世代型ペットロボット「Omnibot i-SODOG」、ウィズの「アプベースボール」など、スマホがないと始まらないおもちゃまで現れるほどで、おもちゃにとってはスマホ元年と言えるかもしれません。

86のミニカーも各社から出展(写真は、マルカの「ドライブタウン」の86シリーズ)

クルマのおもちゃに目を移すと、ここでも目立ったのはトヨタの86です。少なくとも、3社のブースで86のミニカーを目にしており、そのうちの2社は低年齢層を対象にしたもののため、こんなところから、クルマ離れ、スポーツカー離れが防げるのを期待したいところです。

京商は、1/43のスロットカー「Dslot43」を前面に押し出し、思わぬサプライズも

昨年末になって1/43スケールのスロットカー「Dslot43」をリリースした京商のブースでは、Dslot43を前面に押し出してプッシュしていました。昨年は、クルマ単体、9.6m2レーンのコースで楽しめるセット「サーキット96」(クルマは含まず)を発売しましたが、今回のショーでは、なんとコースとクルマ2台が一緒になったセットが電撃発表されました。この詳細については、後日、詳しくお伝えします。

トヨタのコンセプトカー「Camatte」

そして、最後になりましたが、クルマ媒体としては最も気になる、トヨタの親子で楽しむコンセプトカー「Camatte(カマッテ)」も出展されていました。このクルマも、あんなところからこんなところまでチェックしてきたので、追って細部の写真入りで取り上げます。

東京おもちゃショー2012

(ジム加納)

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2012/06/14/165849