6MT仕様のトヨタ86を、9時間300キロドライブしてわかったこと!その3【夢と希望編】

6MT仕様トヨタ86のレンタカー試乗記を「エコ走行」「スポーティ走行」に分けて投稿してきました。そこでまとめとして、トヨタ86を運転して感じた「3つの特徴」と「夢と希望」にまとめようと思います。

特徴のひとつ目は、「運動神経抜群の走り」です。

例えて言うと、「BMWのボディ剛性」と「マツダロードスターのバランス」と「スバルレガシィの安定感」が融合した走り……でしょうか!エンジンもよく回るしパワーもついてくるしで、本当に運動神経抜群の鍛え抜かれたアスリートという印象でした。AE86(レビン&トレノ)が得意とした日本の法定速度域が、トヨタ86にとってはウォーミングアップに過ぎないところが、これまた凄いです!

ちなみに写真は、この日のためにゲットした「AE86トレノ長袖シャツ」。運転に夢中で、結局着損ねちゃった……。

2つ目は、「エコ走行もこなす優等生」という点です。

レンタル車両のGグレード6MTは、JC08燃費モードで13.0km/l。一実燃費はというと、エコ走行・高速巡航・スポーティ走行をそれぞれ約100km毎走った結果、12.2km/lをマークしました。スポーティ走行で、あれだけエンジンを回してこの数値は見事!全域での性能アップは、トヨタお家芸の直噴効果なのでしょうね。これならハイオク指定も納得です!

3つ目は、「自分程度の走りだと、トヨタ86は余裕綽綽」ということです。

運転していてもトヨタ86のポテンシャルは、遥か彼方にあることが良くわかりました。「スポーツ・サーキット走行」「超高速巡航」「ドリフト走行」と、あらゆる走行モードを高い次元でこなすことは、容易に想像できました。

でも残念ながら日本では、なかなか持てる性能を楽しむことができません。だからこそトヨタは、せっかくのスポーツカーが宝の持ち腐れにならないように、「走りのカルチャー」で様々なメニューを用意しているのですね、なるほど〜!!

「水平対向+FR」という世界唯一のパッケージングで、この性能でこの価格(200万円台)は本当に素晴らしい!そのパッケージングがもたらす走りの素性だけでも、世界に通用すると確信しています!

でもあんまり評判が良すぎると、また性能と値段が浮世離れする悪癖が出そうだし、あんまり売れ過ぎても、噂されている「5人乗りセダン」の開発が後回しにされてしまいそうで、困っちゃうんだよなあ〜。
(^_^)/□☆□\(^_^)

自分は「水平対向+FR」パッケージは、日本のお宝だと思っています。これを2ドアクーペ占有にしたら、それこそ自動車業界の損失です!また開発に際しては、フロント・ボディ・リアのモジュール設計を取り入れ、セダンやワゴン等への水平展開も想定したと聞き及んでいます。是非とも、世界中のメーカーが地団駄を踏むような、多彩でリーズナブルな超低重心FR車種を送り出してくださいまし!

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(5人乗りセダンに夢と希望を繋ぐ@拓波幸としひろ)