立て続けに世界初!「サイバーナビ」のヘッドアップディスプレイ・ナビ

昨年「サイバーナビ」は、AR(拡張現実)を使ったARナビをリリースしましたが、カーナビ界を技術で牽引するだけに、次なる手が注目されていました。

2012年モデルは、フロントウインドウにナビゲーションの情報を映し出すヘッドアップディスプレイ・ナビという市販では世界初のナビになります。BMW7シリーズなどの高級車ではすでにありましたが、矢印と距離くらいで、サイバーナビのARと同じようにフロントウインドウに距離や矢印、コンパスリング、到着予想時刻や車間距離表示などのAR情報が映し出されるのはありません。

1DIN+1DINの「AVIC-VH99HUD」と2DINの「AVIC-ZH99HUD」を用意。オープン価格だが前車の店頭予想価格は32万円前後、後者は30万円前後

AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)ユニットを使うことで、フロントウインドウにARの情報が映し出されるのですが、画面サイズは90×30cm相当で視線移動を抑え、遠近の焦点合わせの負担も大きく軽減させるメリットも見逃せません。

ヘッドアップディスプレイはドライバーの約3m先に90×30cmで表示される。これほどAR情報の光源はRGBレーザーで、視認性も高そうだ

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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