さらなる燃費!ならプレミアム【DUNLOP エナセーブ PREMIUM & EC202+トヨタプリウス】

【プリウス+エナセーブEC202】




サイズ:195/65R15 92S

このタイヤは一世代前のエナセーブであるが、これでも充分使えると思った。あとから聞いたらこれもまだ継続販売しているとのことで、さらなる燃費!というのであればエナセーブ・プレミアムがお奨めだが、それほどでもなければ、走り味に大きな不満はないタイヤだ。

グリップは充分強く、普通の走りではなかなか滑り出さない。応答性も遅れなくドライバーの期待に背くことなく反応してくれる。
ハンドルセンターの軽さはあるが、プリウスなのでこんなものか、という程度である。

【プリウス+エナセーブ・プレミアム】



サイズ:195/65R15 91H

エナセーブ・プレミアムを履いたプリウスでは、乗り味がちょっと硬めに感じるようになった。とはいっても悪いというレベルではない。トレッドが硬いというより、サイドウォールが硬いという印象で、少し空気圧をあげたような感じになった。これも転がり抵抗を下げた影響なのか。

グリップは充分なレベルにあり、ハンドルの遊びが小さく、直進付近のニュートラル感も締まっている。
走行音は少し大きい。絶対的には悪い訳ではないがエナセーブE202と比べると、路面を転がる音が室内に入ってくる。

タイヤが硬い印象なのは、EC202のスピードシンボルが「S」(180km/h)なのに対し、エナセーブ・プレミアムは「H」(210km/h)だった。より高速域での耐久性を持たせているわけで、それが影響しているのかもしれない。

(菰田 潔)