世界最大級の自動車市場に向けて、新しいブランドが誕生

ドイツのダイムラーと中国のBYDが、電気自動車において協力関係を結んでいるのは知られているところだが、その50:50出資の合弁企業が、ついにブランド名とロゴを発表した。

両社の合弁企業 BYDダイムラー·ニューテクノロジー株式会社(BDNT)の独自ブランドは『DENZA』。中国市場向けの電気自動車を開発するということで、同ブランドによる最初のコンセプトカーはオートチャイナ2012にて披露、2013年からの生産を予定しているという。

なお、DENZAのロゴは、ふたつの手で水をすくっている様子をモチーフとしているということで、合弁企業を超えたダイムラー、BYD両社の環境意識をふたつの手がしめし、そして青い水は電気自動車ならではの環境性能と明るい未来、高度な技術をアピールするという。

おそらく世界最大級の電気自動車市場となる中国自動車マーケット、ビッグネームの合弁による『DENZA』ブランドが大きな存在となることは間違いなさそうだ。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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