CX-5のディーゼルはちょい乗りでは宝の持ち腐れ!?

箱根で行われたプレス試乗会でCX-5に乗ってきました。注目のクリーンディーゼル、ガソリン、2WDと4WDと乗り比べてきましたが、ディーゼルの完成度の高さは想像以上でした。
420Nmの最大トルクは伊達ではなく、急坂をいとも簡単に駆け上がります。ガソリンと乗り比べるとその差は歴然です。

「4-2-1排気システム」による13.0の高圧縮比で低燃費を実現したガソリンエンジン

しかし、ガソリンが決して走らないわけではなく、車体もノーズも軽いので街中ではガソリンで十分だと思います。
都心はもちろん、地方都市でも日本はストップ&ゴーの多い道路環境ですから、ディーゼルの分厚いトルクと意外に息の長い加速を堪能するには宝の持ち腐れになりかねません。
高速道路の利用が多い、長距離をよく走るならディーゼルでキマリですし、全ディーラーにはまだディーゼルはないようですが、トルクフルな走りに魅せられたら買うしかないでしょう。

なお、ディーゼルの「XD Lパッケージ」は19インチになりますが、見た目がスポーティなだけでなく飛ばしたときの安心感も高く、確かに低速では乗り心地は硬めではありますが、予算に余裕があれば選択したいなと思わせる出来映えでした。

ガソリンで買うなら充実した装備を考えると「20S」がベストチョイス

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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