ドライブ心をかきたてる道シリーズ・ループ橋【車中泊女子の全国縦断記】

奥出雲おろちループ
奥出雲おろちループ

先日の「ドライブ心をかきたてる橋」記事を書くために旅の間に撮りためた写真を見直しながら、思わず「あぁ〜、ココ、また走りたい!」と溜め息をついてしまいました。
というわけで? 前回に引き続き「ドライブ心をかきたてる」写真をご紹介!

 

今回も橋ですが、橋は橋でも「ループ橋」!
全国各地にループ橋は数々ありますが、わたしが特に印象に残っているのは島根県仁多郡奥出雲町(旧横田町)にある「奥出雲おろちループ」です。

国道314号線・三井野原(みいのはら)道路の一部で、区間長2,360m、区間標高差105m、最小半径100m(1重目)、200m(2重目)の二重ループ。標高の低い方から「新紅葉橋」「冷泉橋」「雲龍橋」「雲上橋」「新三国橋」「新平家橋」「三井野大橋」と、7つの橋で構成されています。

何と言っても「おろち」という名称のインパクト大!(笑)
もちろん由来は、日本神話に登場する大蛇・ヤマタノオロチから。さすがは出雲です。
すぐ近くに道の駅『奥出雲おろちループ』があり、この写真は、「鉄の彫刻美術館」(無料)側にある展望台から撮りました。

ループ橋が開通する前までの旧国道314号線は、道幅が2mしかない区間もあったほどの険しい山道だったそうです。
現在は林道となっていますが通行止めにはなっていないので、山道マニアの方はチャレンジしてみては!?

余談ですが、木次線トロッコ列車「奥出雲おろち号」がループ橋よりも高所を運行しており、車窓から「奥出雲おろちループ」および日本一のトラストアーチ橋・三井野大橋が眺められます。
また鉄道ファンには見逃せない“スイッチバック方式”(出雲坂根駅)も!
さらに余談ですが、三井野原駅から道の駅『奥出雲おろちループ』まで徒歩10分です。

運行区間>JR木次線木次駅〜備後落合駅
運行期間>4〜11月の金土日&祝日(夏休み期間は毎日)1日1往復

春は新緑、夏には雨上がりに白い雲が立ちこめ「八雲立つ」、秋は紅葉、冬は雪景色(凍結注意!)…と年間を通して雄大なロケーションを楽しめる奥出雲おろちループ、ぜひ訪れて見てください。

(松本しう周己)

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/117308

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
続きを見る
閉じる