オトナの走りで「あと0.2秒!?」呼鈴のラリーチャレンジ【HOKKAIDO BLIZZARD RALLY】その2

※こちらの記事は事前に次の記事を読まれてから読んだ方が楽しめます。
車が揺れれば私も揺れる?呼鈴のラリーチャレンジ【HOKKAIDO BLIZZARD RALLY】

 

いくぜ!ミラゲさんw

そんなこんなで、いよいよ2012 BLIZZARD RALLYの競技がスタートです。

ラリーはSS(スペシャルステージ)と呼ばれる競技区間をいかに早く駆け抜けるかで勝負が決まります。
(もう一つ、アベレージラリーという競技(決められた距離を決められた時刻にぴったり到着する正確さを競う)方法もありますが、一般に云われるラリー競技はタイムを競います)

ブリザードラリーのSSは全部で6つですが、クローズドクラスはSS5まで。さらに計測されるのは、SS2,4,5,の3本。つまりクローズドクラスはSS1,3ではスリップして進まなかろうが、雪壁にさろうが、リタイヤさえしなければこの3本を完走できれば成績が残るわけです。私たちもSS1は無理せず走ろうという考えで一致していました。様子見という感じでしょうか。

 

観客も応援。スピンやコースアウトで一気に盛り上がります(苦笑)

まずはコドラのウォーミングアップ?も兼ねてSS1スタート!

きゅるる~….

ミラゲさん、ちっとも進みませんw
4輪駆動なら全てのタイヤのグリップをフル活用して前に進めるんですが、FFは前輪しか駆動しないので滑ってしまうとなかなか進んでくれません。普段の走行ならゆっくり加速してタイヤをグリップさせるところを、競技なのでアクセルをぐいっと踏んでしまうんですね。もちろん、他の競技車もそうなので・・・

アクセルベタ踏み

タイヤ空転

路面が磨かれる(鏡のようにピッカ☆ピカ

滑る

…これの繰り返しです。

何とかスタートして雪壁にぶつかる事もなくSS1は1:59:6。
同じ車両がエントリーしているJr-Bクラスといい勝負です。SS2もこの調子で…

と、ここでドライバーから相談が。
「みんな左側からスタートしているからかなり路面が滑ると思う。次は右からスタートしてみてはどうだろうか?」と。
確かに左側は磨かれてピカピカ。少しでも滑る可能性が減るようなら…というわけでSS2は右からスタートしてみることに。
きゅるるるるるるるるるる~

作戦大失敗ww
タイムもSS1より2秒遅れの2:01:9。クラス7台中5番手タイム
だめだこりゃ!というわけでSS3からはスタート位置は元に戻す事に。

SS2と3の間に45分間のサービスが入ります。この間に車のセッティングを変更したり、壊れた箇所を直したりします。(幸い今回は作業らしい作業は無し)ドライバーとコドライバーはここで慌ただしく食事を摂ります。腹が減っては戦は出来ぬww

 

テントが有るととっても便利

気を取り直してSS3。スタートは相変わらず滑ります。

ドライバーはここまで滑ることはあっても雪壁に刺さる事はなく順調に走ってました…がここで

さくっ

と雪壁に刺さりました。あーあ、やっちゃったかな~?…と思いましたが、すぐ脱出成功。車も人も無事。計測なしでよかった。終了後ドライバーから「さっき刺さったところにスピード注意って入れといて」という指示が。すぐノートを訂正。次に備えます。

SS4では訂正した箇所を強く読んでドライバーに注意を促します。そのおかげで刺さる事なく7台中5番目タイムで完走。

SS5はSS3/4の逆コース。いよいよ最終SS。お願いだから雪壁に刺さりませんように、スピンしませんように、転がりませんように...というコドラの心配をよそにうちのドライバーは最後だから気合いが入ったが、大過なくクラス3番目タイムで完走。無事、BLIZZARD RALLYを終える事が出来ました。
最終リザルトは7台中5位。4位とはわずか0.2秒差(商品がぁw)。スタートを失敗しなければもう少し上にいけたかも…。

 

 

表彰式も寒そうですww

昨年出場した時はスピンしたり雪壁にぶつかってバンパーを壊したり…といろいろやりましたが、今回アクシデントらしいアクシデントはSS3で雪壁に刺さった事とスタートがうまくいかなかったことくらい。2月には冬のラリー第2弾「EZO ENDLESS RALLY」が開催されます。今回上手くいかなかったトコロはその時の課題としておきましょう。

・・・と、いう訳で呼鈴さん、2月も出場を目論んでいる様ですが、どうなりますやら。レポートを貰った際に路面と雪壁、そして灰色の空の見切りがとても悪く、 視界の悪さがトラブルの原因と云っていました。

 

一見、普通に走っている様に見えますが・・・

実は内壁に寄り過ぎ、内輪がちょっと路肩にのり上げています。
成程見通しは良くても、ラインが見極めにくい様です。そういう意味では呼鈴ペアは一度のスピンも無くオトナの走りに徹した様です。実はミラゲとドライバーも昨年のラリー洞爺にオープンクラスへ出場、無事完走しています。蓄積された経験値が更なる上位を目指すか、頑張り過ぎて振出しに戻るか?2月の「EZO ENDLESS」に期待しましょう。

カマキョウ&呼鈴のラリーチャレンジ【全日本ラリー選手権 ラリー洞爺】(1) (2) (3)
車が揺れれば私も揺れる?呼鈴のラリーチャレンジ【HOKKAIDO BLIZZARD RALLY】
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(川崎BASE)