大河ドラマロケ地という観光名所をめぐるアプリが登場【車中泊女子の全国縦断記】

各地を旅していると、よく大河ドラマの撮影地であったところが目につきます。
例えば山口県下関(壇ノ浦)には『義経』の主役だったタッキーこと滝沢秀明さんの手形があったり、山形県山形市の上杉神社(松が岬公園)にはご祭神の上杉謙信よりも『直江兼続』の銅像の方が目立っていたり。
ほぼ全都道府県が大河ドラマの舞台になっているのではないかというほどです(ちなみに舞台となっていないのは千葉、鳥取、北海道を残すのみらしい)。

今年の大河ドラマ『平清盛』は、兵庫県の井戸敏三知事が「画面が汚い」「真っ青な瀬戸内海の色が出ていない」などと酷評したことでも話題になりましたが(笑)
昨年は、早くもドラマの舞台として兵庫県たつの市の道の駅『みつ』がキャンペーンを実施し、小さなカニ入りの漁師鍋を『清盛汁』と名付けて観光客に振る舞っていました。

そうして観光誘致にも一役買っている大河ドラマですが、1月25日よりトヨタ自動車がNHKエンタープライズの協力を得て開発した「大河ドラマ50ドライブラリー」アプリをスマートフォン向けに展開!
ドラマ誕生50周年を記念して、改めて大河ドラマの歴史に浸りながら日本中を巡ることを提案し、日本を元気にしていきたいということがアプリ開発の背景となっています。
近年の歴史ブームも後押ししてか、確かに史跡をめぐる旅行者が増えている印象がありますし、経済効果にも繋がっている気がします。

アプリの主な特徴として、
1)歴代大河ドラマに登場した地域や観光名所、歴史や文化、ドラマのエピソードを見たり調べたりしながら旅ができる情報散策機能
2)作品ごとに設定されたドライブスポットを実際に訪れて「チェックイン(位置登録)」すると、その度ごとにアプリ上の自分の身分が出世していくというアバター出世機能
3)ドライブスポットに着くと、ドラマゆかりのオリジナルフレームが登場して写真撮影でき、メッセージを添えて、仲間と共有し合える旅の思い出機能
など、スマートフォンならではの特長を生かした楽しみ方を提供。
また公式WEBサイトやSNSサイトともリンクし、幅広いユーザーが情報交換しながらコミュニティ的に楽しめる環境も整えていくとのこと。

まずは、「信長 KING OF ZIPANGU」(1992年)、「秀吉」(1996年)、「竜馬がゆく」(1968年)、「天地人」(2009年)、「平清盛」(2012 年)の5作品にちなんだドライブコースの配信から開始。
定期的に新しいコースを配信していき、2013年4月までに51作品分のドライブコースを提供する予定です!

対応端末:iPhone, Android 対応端末
対象地域:日本全国の大河ドラマで紹介した地域、観光名所
料金:無料
キャンペーンサイト:http://taiga50-drive.jp

トヨタでは2011年10月から「FUN TO DRIVE, AGAIN.」キャンペーンを展開。地域の活性化や観光振興も目的とし、地域と企業・団体が連携し合いながら日本全国を観光する楽しさや歓びを演出し、日本の元気にドライブをかけていくことを大きな目標としています。

今後、トヨタの販売店や「大河ドラマ50の歴史展」に隣接したスペースなどでの告知も予定!
出世ランキングに応じてプレゼントもあるようですよ♪

(松本しう周己)

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この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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