日産の新戦略。ニスモバージョンの拡大が決定!

日産やニスモのファンのみなさん、お待たせしました。うれしいニュースが届いています。

日産のモータースポーツを担う組織のニスモですが、正直言って以前に比べれば市販車との結びつきが減っている印象ですよね。しかし、未来は明るそうですよ。なぜなら、再びニスモが市販車をベースにしたスペシャルモデルに力を入れていくことが発表されたのです。

日産が発表したニスモブランド拡大計画の内容は「モータースポーツ活動で得られたチューニング及び高性能化ノウハウを日産の市販車に適応。 性能向上部品(チューニングパーツですね)やアクセサリーのラインナップを拡大するとともに、日産の商品ラインナップの高性能バージョンを揃える」というもの。

これって、つまりは「トヨタの『G’s』のようなスポーティ仕様のカタログモデルに取り組んでいく」ってことじゃないですか。市販も視野に入れたコンセプトカーとして東京モーターショーに「ジュークニスモコンセプト」が出展されますが、今後はさらに多くの車種にニスモ仕様がラインナップされることは確実でしょうね。

日産によると「市販車に関するニスモの取り組みはこれまでZシリーズのような限定された市場でのみ販売されるパフォーマンスカーに限られていましたが、今後これは変化していくことになります。ニスモの名称が、日産の主力車種に対する高性能プレミアム・スポーツバージョンの代名詞になることを狙いとしています」とのこと。

スカイラインやフーガはもちろん、エルグランドやセレナやマーチ、もしかしたらモコやクリッパーのニスモバージョンまで登場しちゃうんでしょうかね? それはそれで楽しそうです。いずれにせよ、今後のニスモの活動から目が離せません。
年明けの東京オートサロンでは、さらに具体的な動きがありそうな予感です。

 

 

(工藤貴宏)

 

 

 

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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