トヨタのメッセージ? 「ピクシスで目を覚ませ!」

トヨタの軽自動車ブランドとして「ピクシス」が使われると既報がありましたが、こういったブランド(商標)というのは、意外に他業種と被っていることがあります。

 

たとえばトヨタの看板モデルである「プリウス」は、かつて日立製作所のパソコン・ブランドとして同時期に使われていたこともあります。

 

また、コンピュータといえばワークステーションの原型とされているゼロックスの試作機につけられていた名前が「Alto」。そう軽自動車のベーシックモデルであるスズキ・アルトと名前が同じこともマニアなら知っているでしょうか。

 

一般的に商標というのは、自動車や家電といったジャンル違いでは別扱いになるので、このように異ジャンルに同じブランドが並ぶのは権利面では問題ないのです。

 

 

というわけで、SEIKOの目覚まし時計やキッチンクロックなどのブランドでもあるのです、ピクシスは。

 

トヨタの軽自動車ブランドは「PIXIS」、セイコーのブランドは「PYXIS」と綴りは異なるようですが、軽自動車と目覚まし時計という、ユーザー層が被っていそうなジャンルでの似た名前のブランドは、なんらかの相乗効果を生むのでしょうか?

 

 

ピ・ピ・ピ・ピッ♪

トヨタよ、目を覚ませ! なんちゃって。

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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