スマホ用docomoナビアプリとカロッツェリアのクレイドルがメチャクチャ使える組み合わせだった件

こういう仕事をしていながら、遅ればせながらやっとスマホを買いました。そろそろガラケーを開くのも、ちょい恥ずかしい感じですもんね。

といっても、個人的におサイフケータイやワンセグは要らないんで、一世代前のモデルが安くなったというのも理由のひとつです。

さっそくスマホならではの使い方をしてみたく、カーナビに使えそうなアプリを探してみました。

で、すぐに見つかったdocomoのドライブネットというナビアプリをダウンロード、インストールして、組み合わせて使用するドライブネット専用クレイドル「carrozzeria SPX-SC01」も某カー用品量販店にてゲットしました。

パイオニアcarrozzeria SPX-SC01。1万5750円です。

まあ、PNDくらいに使えればいいかな、くらいの気持ちでした。

ダッシュボード上に取り付けた状態。

ところが! これがスゲー使えちゃうんです。

 

それまで使ってた某社のPNDでは、検索の種類も、ルート案内もそれほど当てにならず、「まあ、大体の現在地と目的地のおおよその位置がわかりゃいいか」くらいの使い方しかできなかったんですが、このdocomoドライブネット+carrozzeria SPX-SC01の組み合わせは、ほぼまったくカロッツェリアのナビそのものです。

個人的にも見慣れたカロッツェリアの地図です。

例えば、カロッツェリアのナビって古くから自車位置の精度にはこだわってて、高速道路と一般道が並走してる場所でどちらを走ってるかとか、5叉路や6叉路など複雑な交差点でも進んで行く方向がピッタリ合ってるとこや、ルート案内中に交差点の案内タイミングが絶妙だったり、オートフリーズーム(案内地点に近付くにつれ、地図を自動拡大してくれる機能)があったりと、まんまカロナビでした。

取り付け自体はクレイドルをベストポジションに設置するのとシガーソケットからの電源でOK。スマホをセットするのも本体を挟んで電源をコードを繋ぐだけ。クレイドル側にスマホよりも高性能な車載用GPSやジャイロセンサー、加速度センサーが組み込まれているので、自車位置精度がバツグンによくなるわけですな。

カーナビを15年以上使っているものとしては、自車位置を正確に表示するには車速センサーが必須!が常識と思い込んでいたのはもう撤回します。

横でも使えます。
案内音声はクレイドルのスピーカーから。
ハンズフリーにもなります。

取り付けは簡単なんですが、初期設定のほうがスマホに慣れてないと最初は戸惑うかも。

基本的にスマホとクレイドルの情報をやり取りする Bluetoothのペアリングをやらないと始まらないし、スマートループもデフォルトではOFFになっているのをONにしないと渋滞情報などは表示されないし。

最初は設定などをいろいろ確認しながら、しばらく走ってみないとこのナビのよさはわからないと思います。学習機能もありますし。実際、私も最初は「道路からズレてる〜!」とか「渋滞情報が出ない〜!」とかで「失敗したか?」と一瞬ヒヤッとしましたが、一度安定してしまえばピタッと自車位置はズレず、これまでいつも最先端の精度を誇るホントに最新のカロッツェリアナビです。安心しました。

トンネルに入っても・・・

ちゃんと自車マークが走ってくれてます。

そのほかにもVICSだけでなく、パイオニア独自のスマートループによって集めた渋滞情報の表示、テレビで紹介されたスポット、ガソリンスタンド料金、グルメ、駐車場の満空情報などがリアルタイム感覚ですぐにわかるから、PNDどころか、そんじょそこらのカーナビよりは優れてます。地図も最新のものだしね。

VICS(実線)だけでなくパイオニア独自のスマートループ(点線)による
渋滞情報も表示してくれるのが超ありがたい!

目的地までのルートを引いたり、ガソリンや駐車場、グルメ情報など、リアルタイムで細かなサービスを受けるには月々315円のdocomoとの契約が必要だけど、契約しないでもクレイドルがあれば無料の範囲で最新地図+自車位置表示機としては使えます。けれど、クレイドルがないスマホだけでの状態ではアプリが立ち上がって一見使えそうなんですが、ほぼカーナビとは言えない動きです。なので、クレイドルは買わずに無料のアプリだけ使ってみようとはしないほうがいいと思いますよ。そうすると必ず使えないじゃん!ってなると思います。

周辺エリア情報で駐車場、グルメ、
TV紹介スポット、ガソリンスタンドが表示され・・・

例えばガススタのガソリン価格も種別で表示してくれます。

いずれにしても、スマホを持ってれば1万5750円と月々315円でリアルタイムな渋滞をはじめとするドライブ情報が使え、高機能ナビが手に入るってことです。315円も契約した月は無料なので月初めに契約して試してみてください。

情報関係はあまり使わないな、と思って契約を止めても無料のまま使えるし、精度バツグンの地図として使えるので、クレイドルはムダになりません。

エコ運転じゃないときはcarrozzeriaロゴ下のオレンジ色が注意してくれます。

やっぱ日本を代表するネットワークとカーナビメーカーのコラボは、想像した以上に最強でした。。。

気になった人はコチラから>>>http://carrozzeria.jp

(小林和久)

 

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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