涼を求めて、福島県南会津郡只見町にある田子倉湖へ【車中泊女子の全国縦断記】

田子倉湖(田子倉ダム)
田子倉湖(田子倉ダム)

福島県南会津郡只見町にある田子倉湖(たごくらこ)は、尾瀬湿原(標高1665m)を源にする阿賀野川水系只見川にある田子倉ダムの貯水池です。
ダムによって形成された人造湖が田子倉湖と名付けられたもので、平成17年(2005)只見町の推薦により財団法人ダム水源地環境整備センターによる「ダム湖百選」に選定されました。
周囲は越後三山只見国定公園に指定されています。

 

田子倉ダムは電源開発株式会社が管理する発電用ダムで、高さ145.0mの重力式コンクリートダム。目がくらむような高さ!
ダムに付設されている田子倉発電所は、認可出力390,000kWを有し一般水力発電所としても奥只見発電所に次ぐ日本第二位の出力を誇る水力発電所です。

さすがに晴天の元にあっても涼しく、カナカナの鳴き声が響き渡ってとっても清々しい!
駐車場に綺麗なトイレとレストハウス『レークビュー田子倉』があり、ドライブやツーリングで訪れる方が多く、かっこうの休憩ポイントになっています。
湖を囲む山々、急峻な谷には万年雪が残っていました!
R252と並走するJR只見線からの眺めもいいでしょうね。

下流(只見町方面)の只見湖畔では7月30〜31日に『水の郷まつり』が開催されます。
更に更に南に位置する『奥只見湖』は、魚沼市からR352もしくは県道50奥只見シルバーライン(かなりの酷道らしいのでキャンピングカーでは行けるかどうかビミョー)でしか行けないのですが、年間10万人もの観光客で賑わうそうです。
あまりにも交通ルートが過酷なため、近くにある奥只見丸山スキー場ですら冬期閉鎖、4月下旬~6月初旬の春スキーのみ。
銀山平、尾瀬口との間とダム回遊3つの遊覧船コースがあり、特に新緑と紅葉の時季に賑わいます。

(松本しう周己)

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/07/21/44316

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
続きを見る
閉じる