F1ドライバーで冒険家の片山右京もチャレンジャーだった!【アジアクロスカントリーラリー】

Ukyo Katayama8月6日のスタートが迫るアジアクロスカントリーラリー(以下AXCR)には今まで他のカテゴリーからも様々なドライバーが挑戦してきました。そんな中から今回はモータースポーツの最高峰F1の世界からAXCRに挑んだ片山右京選手のおハナシ。
90年代、中嶋悟、鈴木亜久里選手に続く3人目の日本人レギュラードライバーとしてF1に参戦した片山選手。そのアグレッシブな走りからついた「カミカゼ・ウキョウ」のニックネームを覚えている人は今でも多いと思います。またル・マン24時間レースでも好成績を収めた名実ともに日本のトップドライバーでAXCRには2005年にランドクルーザープラドで初参戦。日本人最高位でゴールするもののF1とはあまりに違う悪路の連続に総合では8位でフィニッシュ。表彰台にこそ届かなかったものの、そのハイスピード領域での異次元の走りはまさにF1ドライバーそのものだったとの事。(ちなみに赤土の多いタイのグラベルロードは乾燥すると固く引き締まり信じられないような超高速バトルが展開されます。)翌2006年はランドクルザー100系を駆りバイオディーゼル燃料で挑戦するも前年以上に厳しい東南アジアの洗礼を受け総合14位に沈みます。しかしながら筆者の個人的な感想としては順位よりも数々のアクシデントを克服し、しっかり完走するところに、「カミカゼ」とは違うもうひとつの側面、「冒険家」としての片山右京選手らしさを感じます。

いづれにしても自動車競技の最高峰のF1パイロットをも飲み込む難コース、それがアジアクロスカントリーラリーなんですね。

(レポート 高橋 学)

アジアクロスカントリーラリー2011公式ホームページhttp://www.r1japan.net/axcr/
タイ国政府観光庁ホームページ http://www.thailandtravel.or.jp/