スバルが2013年に発売するハイブリッドカー

富士重工業 2011-2015中期経営計画 “Motion-Ⅴ”を公表。

富士重工業は、コア事業である自動車部門”スバル”が、今後10年以内に年間100万台を越える販売を達成するという成長目標を掲げ、その基盤固めとなる2011年度から2015年度までの5年間を対象とした中期経営計画”Motion-Ⅴ(モーションファイブ)”を策定しました。

スバルらしい自動車作りによって市場を拡げようという強い意思の感じられる中期計画には様々な目標やテーマが掲げられていますが、とくに気になるのは『新型車3車種の投入、2013年のハイブリッド車の発売、先進運転支援システムEyeSight搭載車の拡大など、商品力の向上と商品ラインナップの拡充を実現する』という点。

 

いよいよ、スバルからもハイブリッドカーの登場が公式にアナウンスされました!

 

さて、それはどのようなモデルになるのか。

スバルのハイブリッドカーといえば2009年の東京モーターショーに出品した、その名も「ハイブリッド ツアラー コンセプト」が記憶に新しいところ。

ガルウイングのスタイルからは非日常的なイメージも受けますが、そのハイブリッドシステムはスバルの特徴であるシンメトリカルAWDにフロント10kWとリア20kWという2つのモーターをプラスするという現実的なもの。

 

バッテリー搭載スペースの確保という問題はありますが、インプレッサやレガシィの追加グレードとしての可能性もありますし、またコンセプトカーのようなブランニューモデルもあり得ます。

 

 

もうひとつ考えられるのは、トヨタからのOEM供給。

さすがにプリウスのバッジエンジニアリングでスバル初のハイブリッドカーとするのはブランディングからも適切ではないと思われますから、プレミアム性を考えてレクサスHS250hのバッジエンジニアリング仕様などが想像できます。

 

さらに北米工場でカムリの受託生産を続けるということから、間もなく新型になるカムリハイブリッドのOEMという可能性も無視できません。

 

果たして、スバルのハイブリッドカーはどうなるのか。

 

そのヒントは、2015年までに投入される新型車は3車種という情報にあり。

新型車については次期インプレッサは秒読み段階で、またトヨタと共同開発しているFRスポーツの発売も2012年予定。つまり、あと一台の新型車が2013年に発売するというハイブリッドカーなのでしょうか?

 

しかし、そうとは限りません。

 

というのは、中期計画において、コンパクトカーについては『トヨタ製OEM車の商品力強化に関して検討を進める』という一文が入っているから。

 

bB → デックス

ラクティス → トレジア

という2モデルにつづいてコンパクトカーのOEMモデルが追加されると考えるのが自然で、そうなると2015年までに登場する3台目の新型車はトヨタからのOEMということになります。

 

つまり、2013年に発売されるというスバル初のハイブリッドカーはなにか既存モデルへの追加グレードと予想されるわけで、レガシィ・ハイブリッドを予想するのが順当なところ。もっとも世界的にはSUVのハイブリッドがトレンドですから、フォレスター・ハイブリッドの商品力では有利?

 

スバルファンのみならず、スバル初のハイブリッドカーの正体は、しばらく気になる存在となりそうです。

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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